2018年3月30日金曜日

祝50歳に新しい刺激を! DT1をCDI点火12Vバッテリーレスに!


YAMAHA DT1
オフロードマニアを育てたDT1は、1968年発売開始だから50周年!

ヤマハらしい女性的なデザインで美しいし、とてもよく走るし、50年経っても刺激的なオートバイです。

そんなDT1に更なる刺激を与えましょう!!!


これは71年のDT1F(E)


点火および充電系は、6Vのマグネトーポイント点火
当時の定番中の定番です。
ポイント式はシンプルで壊れにくい構造ですが、ポイント面を磨く等の定期メンテナンスを必要とします。

そんなメンテナンス作業も旧車に乗る楽しみでもあるのですが、


ドイツからやってきた12VジェネレーターCDI点火キットと入れ替えます。
無接点方式となるので、メンテナンスフリーとなります。


ベースは車種ごとの専用設計なので無加工で取付け可能


CDIユニット内蔵のコイルは、汎用設定なのでアダプターを製作しノーマルと同じ位置に配置しました。


メインハーネスは、照明系と充電系の一部小変更で使えますが、


結構くたびれていたのと、レース使用時に保安部品を取り外しやすくする構成に変更するために新しく引き直ししています。


点火系はタンク内側に配置し、


レギュレーターはバッテリーボックスの中に。

また、このキットのレギュレーターにはコンデンサーが内蔵されているので、バッテリーレスでも灯火器類が使用できる優れもの。

180Wの十分な発電能力でライト常時ONで走行可能!

もう、バッテリー上がりでウインカーもストップランプも点かない!
からおさらばです♪



さて、実際にキットを装着し、走行した感想は、

・一発一発の点火が確実に行われている印象
・完全暖機後の始動性の向上

元々、点火充電に問題があった車両ではないですが、さらにカチっとした印象に変わりましたね。

特に完全暖機後の始動性の向上は、嬉しい限り!
今までは一度エンジンを止めると再始動が大変なときがあって、ガソリンスタンドに寄るのも億劫でしたから。



さぁて気になるお値段は、

キット価格:81,000円(税別)
※為替によって多少変動します。

DT1以外の対応車種、取付け工賃等のお問合せは、

右上のお問合せフォーム
または

までお気軽にお問い合わせください。

さぁ、貴方の愛車にも新しい刺激はいかがですか?



2018年3月27日火曜日

3/31(土)は奈良県で走る!遊ぶ!! ビンテージモトクロス&フラットトラック練習会 下市



一気に春になりましたね♪
バイクでお散歩が楽しい季節です。
そして、各地でVMXイベントも始まりだしましたよ!

アコモの2018年 1発目はコレ!!!
さぁ!みんな遊ぶぞ!!!


(以下、タイガーワークスさんより転記)



3/31土曜日 ビンテージモトクロス&フラットトラック練習会をウッズ下市様にて開催します





ビンテージモトクロスやフラットトラックの練習会となります。
貸し切りではありませんので他の利用者様に迷惑かからないように走行して下さい

場所 Woodsモータースポーツランド下市
   638-0045 奈良県 吉野郡下市町新住1991

時間 9:00スタートの16:00終了(会場にてタイガーワークスかグリードさんへお支払いください)

参加費 ¥3500

フラットトラックコース走行される方はリヤタイヤをフラットトラック専用タイヤかそれに相当するタイヤに交換してきて下さい。プロテクター装備類は各自ご用意下さい。









2018年3月18日日曜日

ヤマハトレールの2ストオイルポンプ 混合比を計算してみた

前回でポンプの吐出量の比較ができました。

今回は、ガソリンとの混合比はどれぐらいなのかを計算してみました。

空気密度を1.165kg/m3(30℃)
体積効率を100%

と仮定して、エンジン回転数とボア×ストロークから吸気重量、そしてガソリン重量を算出、

さらにエンジン回転数からポンプ回転数、そして吐出オイル重量を算出して、それらから混合比を割り出すと・・・


プランジャーストローク≒スロットル開度とみてください。

混合仕様の場合は、20~50:1

ですから、分離給油では全体的に給油量が少なくなっていることが判ります。

特に、プランジャーストロークが小さい(スロットル開度が小さい)範囲では、375~580:1と非常にオイル量の少ない状態でかつ、グラフが立ち上がっていることから、急激に給油量が減っていることがわかります。

ということは、スロットル全開で走っていたところから、スパッとスロットルを閉じる動作をすると・・・

エンジン回転数が高いまま、極少給油状態へ。

こういったことから、いわゆる、2スト的な乗り方、例えば、コーナーではスロットル全閉でのエンブレで減速ではなく、スロットル開け気味でクラッチワークで対応したり、長い下り坂ではスロットル全閉にしない といったことが必要だと言われていることが理解できると思います。

ちょっと心配になってきた方は、混合分離併用が良いと思います。

特に急加減速が多いモトクロス等のスポーツライディングをする場合は、必ず併用もしくは、完全混合給油で!!
(当時のマニュアルにもしっかりと記述してあります。)


今後、減っても増えることのない旧車、考えて大事に乗りましょうよ!




2018年3月13日火曜日

ヤマハトレールの2ストオイルポンプ 頑張って回してみる

DT250Mのオイルポンプの続きです。


DT250Mのプランジャー径は4.0mmで、それ以前のモデルのDT1は5.5mm



このポンプは、シリンダーが回転し、そのシリンダーに付くカムにならってプランジャーがピストン運動することによりオイルを吐き出す構造になっている。



プランジャー1ストロークでの吐出量の差は、プランジャー径とカム山高さによって変わってきますが、


DT250MもDT1もカム山高さは同じ。
共に2.0mm


そのシリンダーを回転させているギヤも同じ。

ということで、ポンプ単体では、プランジャー径以外はすべて同じ仕様と判りました。


では、もう少し上流へさかのぼり考えてみます。

ポンプ内のシリンダーは、クランク軸上のプライマリーギヤからポンプドライブギヤ(30)、ウォームギア(26、23)を通じて回転させています。

このプライマリーギヤとポンプドライブギヤの歯数を数えてみると・・・


DT1:1.050に対して、DT250M:1.278と、増速させています。

プランジャー径が細く、1ストローク当りの吐出量が少ない分、シリンダーを速く回転させて吐出量を補う設計のようです。

もう少し、情報を追加してみると、


減速比(増速比)を加味しても、DT1に対して64%程度の吐出能力しかない。


オイル性能が向上したからなのか、はたまた、ただただDT1がオイル過多だったのか、、
とにかく、薄い混合比であることは確かなようです。

ふむぅぅ、、つづくー。

2018年3月6日火曜日

ヤマハトレールの2ストオイルポンプ 細いの?太いの??


'77 DT250M


のオイルポンプのオーバーホールのご依頼です。

オーナー曰く、全開近くで走行の後、燃焼がバラつき、信号待ちでエンジンストール。
抱きつきが発生したようで、その原因の一つとしてオイルポンプの不良ではないかということでした。


早速、送ってもらったポンプを分解していきますが、オーバーホールしなくてもいいのではないかというくらい内部は綺麗な状態でした。



おや?
なんだか違和感が。


右が送られてきたポンプのプランジャー
左が同じ250ccである’71 DT1Fのプランジャー


DT250Mのプランジャーは3.91mm


DT1Fのは5.43mm

コレだ!!!!!!

今までの経験上、プランジャー径4mmは、125cc以下のポンプ用で
250cc以上は、太い方の5.5mmプランジャーのはず!


このポンプは、ディストリビューター(シリンダー)が回転し、プランジャーがピストン運動することによりオイルをエンジンに吐出する。



ということは、プランジャー径の大小が吐出量に大きく関係しているということ。


しかし、プーリーは『1M1』の刻印あり。

推測するに、前オーナーが何かしらの原因でポンプ交換する際、125cc以下用のポンプに元々付いていたプーリーを移植したのではないかと。

4mmプランジャー仕様も5.5mmプランジャー仕様もポンプ本体は同じものなので、外観だけでは判断できないのです。

また、前オーナーは分離給油+混合給油で走っていたという情報からも解るように、入れ替えたポンプの給油量が絶対的に足りていなかったということでしょう。


と、報告したところで、

現オーナーが部品取りのエンジンを持っており、そのエンジンについているポンプをオーバーホールすることになりました。


『1M1』のポンプ


3.96mm

。。。。。(汗

あれれ?


念のため、こちらでも用意した『1M1』ポンプを、、


3.98mm

。。。。。(汗汗汗

さすがに3つ揃って入替え時に間違えたポンプとは考えられず。。

どうやら、私の推測が間違っていたようです。

経験上、250cc以上は5.5mmだったのですが。。。

うーん、、つづく、、


2018年3月3日土曜日

VIVA ! The SR Times !!


webから生まれた雑誌 The SR Times

この中の土系カスタム特集でAKO-SRを掲載して頂きました!
ありがとうございます!!!


ちなみに、この『The SR Times』 はweb限定販売なので書店には並んでいません!

下記リンクから購入してくださいね♪
(立ち読み派の方、残念!)




AKO-SR関連の記事はコチラ









1998年 SR400

●エンジン
カムシャフト:ヨシムラST1
ピストン:STD
シリンダー:STD
クランク:STD
デコンプレバー:ワンオフ 
ツインオイルライン:ワンオフ 
内圧コントロールバルブ

●吸排気
エキゾーストパイプ:ワンオフ アップタイプ
サイレンサー:AKOMCオリジナルインナーサイレンサー
キャブレター:AMALコンセントリック
エアクリーナー:BOXワンオフ、フィルター・AIR-TEC
その他:

●電装
ヘッドライト:5 3/4 APPLETON 
                    ワンオフ ラリータイプライトガード 
テールランプ:CEVレプリカ
ウインカー:キタコ ワレンズ

●フレーム
・エンジン直立マウント加工
・シートレールアップ加工
・リアサス角度変更

●外装
フューエルタンク:初期型 (底面、タンクキャップ加工)
フロントフェンダー:アルミフラットタイプ ワンオフ
リアフェンダー:アルミ
サイドカバー:ワンオフ
スキッドプレート:ワンオフ
シート:BATES(表皮のみ ベース、アンコはワンオフ)
ステップ:YZチタンワイドステップ

●足周り
フロントフォーク:MX360
三つ又:トップDT250、アンダーMX250
リアサスペンション:WORKS PERFORMANCE
スイングアーム:ノーマルショート加工
Fホイール:DID Hリム    (リム幅:1.6/径:21inch)
Rホイール:TAKASAGO Hリム(リム幅:2.15/径:18inch)
Fタイヤ:ダンロップ AT81  (サイズ 80/100-21 51M)
Rタイヤ:IRC VE33   (サイズ 110/100-18)

●ブレーキ
Fブレーキ:DT1
Rブレーキ:TT500
Rブレーキペダル:ワンオフ

●ハンドル周り
ハンドルバー:レンサル トライアルバー
ブレーキ、クラッチレバー:DT1
デコンプレバー:セロー225